タダほど高いものはない①
こんにちは、みつぼーです。
一段と冷え込んできましたね。暖房を解禁し始めました。
さてさて、題名の通り、無料ほど怖いものはないというタイトルにしましたが、
本日は無料ということについて考えてみようと思います。
皆様は一時期米国株関連で流行った、ロビンフッド(英語: Robinhood Markets Inc.)を覚えていますか。
いわゆる金融業でネット証券会社です。コロナウイルスが蔓延し、外出もまともにできないような時分に、アメリカ国内だけでなく、日本や世界中で投資ブームと呼ばれる現象が起き、異例の株高と現在まで引き続く、インフレーションを引き起こしましたが、その混乱に乗じてユニコーンのごとく現れた証券会社で、当時は画期的な取引手数料が無料ということを前面に押し出していました。
コロナで外出ができない状況の中、給付金をばらまかれた米国の特にネットに通じている若者世代は、ロビンフットに飛びつき、まさにゲーム感覚でペニー株を使って遊び始めました。
ペニー株とは、小銭で買える株で、イギリスおよびアイルランドで1971年以降に使われている単位で、100分の1ポンドに相当するペニーという通貨がその由来になっている激安株です。
するとどうなったか。激安且つほぼ無価値の株が宙を舞うような高値で取引される現象、これはバブルよりももっとひどい有様で、100円未満の株が、一晩で1万円になるような、そんな状態が連日連夜続いていました。
それはもはや投資ではなく、ただの投機です。
最も有名な投資(投機)対象はゲームストップですね。
1ドルから3ドルをさまよっていた株価はロビンフットの台頭により、驚異的な値上がりを一時見せました。この背景にはヘッジファンドを打ち倒す動きがあり、個人投資家が、ヘッジファンドの空売りを妨害することで、一種権威に逆らうような構図になりました。
インターネットの掲示板やSNSで次々に拡散された回あおりの数々に、若者は狂喜乱舞し、株価が吊り上がる一方で、揺り戻しに伴う一時的な暴落で給付金を溶かした若者や貧困家庭は後を絶えず、結局損をしたのは買いあおりに乗ってしまった愚かな若者たちです。
せっかく得た種銭はそれを蒔いたのち、収穫されるのがベスト。時点でそれを食べてしまうこと。盗まれたり、落としてしまっては元も子もありません。
金融知識がないだけで、大損をしてしまうことがないようにしなければならず、投資と投機については十分に線引きをする必要があります。
一方で、すべての原因を作り、丸儲けした人物は・・・そう、ロビンフッドです。
次回は続きを書いていきます。
いつもありがとうございます!
みつぼー